こんにちは、セツビズです。
施工管理になるのは「やめとけ」と世間的には言われています。
現役セコカンの私からしたら世の中で言われていることと現状には大きな差があると感じています。
大変な仕事で難しいことも多くありますが難易度に見合った対価が得られる仕事でもあります。
世の中で言われていることの差を解説します、
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施工管理がなぜ「やめとけ」と言われるのか
施工管理になろうとしている方に「施工管理はやめとけ」と言われることがあると思います。
やめとけと言ってもっと労働環境が悪い職を勧める人がいます。
正しい「やめとけ」情報を知ることで就職後のミスマッチを避けることができます。
施工管理がなぜ「やめとけ」と言われるのでしょうか理由をまとめました。
- 忙しくて大変
- 休日が少ない
- 危険な仕事である
- ブラックな会社がある
- 向いている人と向いていない人がいる
責任が大きく働き方がブラックになりがちです。「やめとけ」と言われる理由はここからです。
施工管理は大変だからやめときなさい
大変だけどやりがいがある仕事です!解説していきます!
建設業が大変だと言われる特徴
一般的に建設業は大変と言われています。
外仕事で現場で働きます。事故が起こる可能性もあり神経を使います。
スムーズに工事を行うためにスケジュール調整をずっとしています。
- 上下関係で関係が構築されやすい
- 3K(きつい 汚い 危険)
- 外仕事 事故に遭う可能性がある
- 労働時間が長い
下記のページに施工管理が大変なことをまとめましたので合わせて見てください。
建設業種ごとの大変なポイント
建設業種別に「やめとけ」おじさんがいるものです。職種ごとのやめておけポイントをまとめてみました。
建築→電気→土木の順で大変
施工管理は業種によって大変さが違います。
大体は建築→電気→土木→設備の順に大変です。
これは後の工程の仕事ほど工期が圧縮されて短い期間で仕事をしないといけないからです。
ちなみにツイッターでアンケートを取りました。
私のフォロワーさんでは建築→設備→電気→土木の順に大変だという結果になりました。
電気施工管理のやめとけ
電気施工管理は大事な仕事で電気がなければ大体のものが完成しないのでとても重要な仕事です。
そんな大事な仕事のやめとけポイントをまとめました。
- 工事が全体工事の後ろの方なので工事のしわ寄せを食らう
- 電気工事は事故があったとき死ぬことが意外と多い
- 手先の器用さを要求されることがある
- 結構数学を使う
これらのポイントが許容できるのであればやってみても良いかもしれません。
建築施工管理のやめとけ
建築施工管理は建物を立てる仕事なので建物が残り続けるためモチベーションが高く保てる仕事です。
経験積んでキャリアアップしやすいのでゼネコンに勤めることができればメリットのある仕事です。
そんな建築施工管理のやめとけポイントまとめてみました。
- 建築、設備、電気、土木全て管理するので知識の幅が果てしない
- 建築士の資格試験がハードル高い
- 関わる人が多いので人間関係で苦労する
- 納期に常に追われる
これだけやめとけポイントがあるのでよく考えて判断してみてください。
土木施工管理のやめとけ
土木施工管理は公共工事がメインになることが多くインフラを扱うので意義のある仕事です。
また、入職のハードルも低く入りやすい業界なので入れ替わりも激しいです。
土木施工管理のやめとけポイントをまとめました。
- 現場の力仕事は結構ある
- 職人の当たりが一番強い
- 体力勝負になることが多い
- 独立していく同僚が多い
これらのポイントをまとめました。どうでしょうか土木でやっていけそうでしょうか?
設備施工管理のやめとけ
設備施工管理ってあまり知られていない職種かもしれません。
どんな仕事かというと建物とかに設備(エレベーターとか)をつける仕事です。
機器の取り付けがメインになるので利益率が高い業界で専門の知識を要求されます。
設備施工管理のやめとけポイントを上げていきます。
- 専門知識が必要
- 工程が前後の予定に振り回される
- 民間仕事も多いので休日が潰れがち
- 電気の知識も必要ではある
設備は他の知識が必要なことが多いのでずっと勉強していく必要がある職種です。
空調施工管理のやめとけ
空調施工管理は建築のエアコン等を設置する仕事です。建築屋さんの指示で施工することがほとんどです。
働きながら資格が取りやすく、作業も屋内作業がほとんどで天気に振り回されることがありません。
そんな空調施工管理のやめとけポイントをまとめました。
- 建築の指示に従わなければならないので立場が弱い
- 最初から無理な条件で引き渡されることがある
- 建築施工の合間で仕事をするので深夜作業とかある
- 配管、設備、電気、建築の知識が必要で覚えることが多い
これらのポイントが許容できるのであればやってみてもよい仕事かもしれませんね。
給料が安い現場で働くと大変
一部の工事現場では、作業の内容に対して給料が見合わない現場があります。
平均では給料高いですが一部激務な現場や過酷な環境で工事することがあります。
給料が安すぎると思ったら転職を考えよう年収平均462万円地方でも400万を切ることがあれば転職を検討した方がいいかもしれません。
給料の高い施工管理になる方法は別記事で解説していますので読んでみてください。
施工管理が向いていない人
施工管理に向いている人、向いていない人がいると思います。
外仕事が多いので内勤が好きな方は向いていないかもしれません。
仕事は基本ドキュメンテーションと打ち合わせがメインです。
交渉ごとも多くコミュニケーション能力を求められるので訓練が必要かもしれません。
絶対に無理なことは多くないため日々の努力ができる方は向いているかもしれません。
施工管理に向いていない人の特徴はこれです。
- スケジュール管理ができない
- 言語化が下手
- 感情的な怒り方をする
- コミュニケーションが嫌い
- 配慮ができない
これらの特徴がある人は向いていないかもしれませんね。
休日が少ない
施工管理は休日が少ないと言われています。
Twitterで現役の施工管理にアンケートを撮ってみました。
土曜日も現場をやっていることが多く休日が日曜だけのところもあります。
これは建設業はどうしても工期に追われて仕事をするため休みが少なくなります。
しかし、就職する際の求人情報には「完全週休2日 年間休日120日」とうたっている会社も多くなってきました。
施工管理の就職活動で気をつけるべきことは
- 完全週休2日 週休2日の違いを把握する
- 年間休日を108〜124日の会社を探す
- 土日休み
これらの休日条件を知っておくことで失敗しない就職ができるようになります。
施工管理でホワイトな会社で働く方法を別記事でまとめていますので合わせてご覧ください。
週休2日への国の取り組み
週休2日になるように国も取り組んでいます。(国土交通省公表資料より引用)
週休2日の現場は受注金額が上がるように金額計算をしています。金額が上がるような工事発注が公共団体から発注されることが近年多くなってきました。
残業時間が長い
施工管理は残業が長いと言われています。作業の量も責任も大きいため働く時間が増えてしまいます。
そんな施工管理ですが実際は他業界と比べてどれくらい違うのでしょうか?
平均残業時間の多い職種ランキング
doda社が調べた残業時間の多い職種をまとめたデータをランキングにしました。
順位 | 職種名 | 残業時間/月 |
1 | 設計監理、施工監理、コンストラクションマネジメント(建設、土木エンジニア) | 38.8時間 |
2 | プロデューサー、ディレクター、プランナー(出版、広告、Web、映像関連) | 32.5時間 |
3 | 施工管理(建設、土木エンジニア) | 31.8時間 |
4 | 建築設計、デザイン、積算、測量(建設、土木エンジニア) | 29.8時間 |
5 | 人材サービスの営業(営業職) | 29.2時間 |
6 | 電機メーカーの営業(営業職) | 28.6時間 |
7 | 機械設計、金型設計、光学設計(工場エンジニア) | 28.5時間 |
8 | 組み込みエンジニア(工場エンジニア) | 28.3時間 |
9 | 経営企画、事務企画 | 28.3時間 |
10 | インフラコンサルタント(IT、通信エンジニア) | 28.1時間 |
平均残業時間が1位ではありますがランキング上位の仕事はそんなに変わらないので大事な仕事はみんな忙しいと思っても良いかもしれません。
国土交通省資料より建設業は製造業や産業全体より労働時間が長くなっています。
建設業の働き方改革に国も躍起になって対応しています。肌感覚ですがだいぶ残業時間が削減された気がします。
今後どんどん残業時間が少なくなる事に期待しましょう。
危険な仕事である
施工管理は危険な場所で仕事することもあります。
施工管理の仕事の一つに安全管理があります。
自分だけでなく作業者全ての安全を管理する仕事です。
安全管理が十分でないと事故が発生します。
セツビズさんはケガしたことありますか?
自分も不安で施工管理できるでしょうか?
私もケガをしたことがあります。
危険な状況も多くあるのでしっかり安全管理をして自分や職人さんを守っています。
やるべきことをちゃんとすればみんなの安全守れますよ!
施工管理のケガについて実体験を記事にしていますので一度読んでいただければと思います。
ブラックな働き方をしなければならない会社の特徴
ブラックな働き方を強いられる企業には共通するいくつかの特徴があります。それは、業界や本人の能力に依存する部分もあるものの、最も大きな要因のひとつとして会社の社風や働き方が挙げられます。そのため、自分自身がどのような会社で働きたいのか、どのような働き方をしたいのかを考え、その希望に合った企業を選ぶことが重要です。以下では、ブラックな働き方を強いる可能性がある企業の代表的な特徴を詳しく説明していきます。
ブラック企業の特徴
以下のリストに、ブラックな働き方を強いる企業の代表的な特徴を整理しました。
1. 小規模な会社の問題点
- 責任が大きい: 小規模な企業では、一人一人に課される責任が非常に大きくなりがちです。特に建設業界や設備工事業界では、少数精鋭の体制で業務を行うことが多く、一つのプロジェクトであっても各担当者が複数の役割をこなさなければならないことがあります。
- 施工管理の負担: 施工管理においても、現場での指導から工期管理、関係各所との調整、書類作成まで、あらゆるタスクを自分でこなさなければならない場合があります。こうした環境では、休む間もなく働くことが当たり前となり、過労やストレスが積み重なるリスクが高まります。
- 大手企業の利点: 大手ゼネコンなど規模が大きい企業では、作業が各専門分野に分担されており、各担当者が自分の専門に集中しやすい仕組みが整っています。このため、仕事の負担が分散され、全体として効率が上がり、一人一人の負担も軽減されます。
2. 工場相手の設備工事会社の働き方
- 休日出勤の頻度: 工場相手の設備工事会社では、工場の操業に支障が出ないよう、土日や夜間などの休日に工事を行うことが多くなります。そのため、休日出勤が必要になることが多く、休日にしっかりと休息を取ることが難しい状況に追い込まれることがあります。
- 代休の現実: 「休日に働いたから平日に代休を取れば良い」と考えることもありますが、他の社員が平日に働いているため、平日に休んでも電話が頻繁にかかってくるなど、実際にはリラックスして休むことが難しいのが現実です。
- 土日休みの企業選び: 休日にしっかりと休みを取りたい場合は、なるべく土日休みの体制が整っている会社を選ぶことが大切です。休日出勤が発生する場合の対応がどのようになっているかを入社前に確認することが重要です。
3. 業界による労働環境の違い
- 建築業界: 建築業界は他の業界に比べて業務の複雑さや要求されるスキルの幅が広いため、負担が大きくなることが多いです。
- 電気工事業界: 電気工事業界も建築業界ほどではないものの、専門的な技術と調整力が求められるため、業務が煩雑になることがあります。
- 土木業界: 土木業界は建築や電気工事に比べて、現場のスケールが大きいものの、タスクが比較的明確であるため、負担が緩和される傾向があります。
- 業界選びの重要性: 自分に合った負担の程度や求められるスキルを考慮して、業界選びをすることが重要です。スキルアップを目指す方には建築業界が向いているかもしれませんが、過度な負担を避けたい方には土木業界や電気工事業界が適しているかもしれません。
結論:ブラックな働き方を避けるために
ブラックな働き方を強いられる企業の特徴について、具体的に解説してきました。以下にまとめます。
- 一人当たりの負担が大きい: 小規模な企業や休日出勤が多い業界では、負担が大きくなるリスクがあります。
- 休みが取りづらい: 特に工場相手の工事会社では、休日に働いた代休をしっかり取るのが難しいことが多いです。
- 業界の選択が重要: 建築業界、電気工事業界、土木業界など、それぞれの特性を理解し、自分に合った業界を選ぶことがブラックな働き方を避けるためのカギです。
特に、大手ゼネコンでの勤務や、休日がしっかり確保されている企業の選択は、過度な負担を避け、健康的に長く働くための有力な手段です。転職や就職を考える際には、これらの点を十分に考慮し、少しでも自分に合った職場環境を選ぶことが大切です。ブラックな働き方を避けるために、自分自身の望む生活や働き方を大切にし、それを実現できる企業を見つけてください。休みが大事な人はなるべく土日休みの会社で働きましょう。
施工管理は意外と楽かも
施工管理の仕事を辞めとけと言う人が多いですが見方を変えれば意外と楽かもしれません。
意外と楽、楽しい施工管理の仕事の特徴をまとめました。
- 建設業はやりがいを感じやすい
- 工事会社でもホワイトな会社はある
- 施工管理は給料が意外といい
- 能力が上がっていくのを実感できて楽しい
- 出来のいい仕事はちゃんと評価される
施工管理の楽しいことは別記事にまとめていますのでみていってください。
施工管理のやりがい
施工管理は工事が完成すると成果が建物として残る仕事です。
他人に自慢しやすく、やりがいは感じやすい仕事だと思います。
完成した時は人から感謝され気分が良くなります。
自己肯定感が高くなると自信がつきますので頑張ったら成果がでる仕事です。
施工管理のやりがいにはこれらの項目があります。
- 完成した物が残る
- 給与水準が高い
- チーム団結して達成感を感じる
- 仕事が安定している
別記事で施工管理のやりがいについてまとめていますので見ていみてください。
ブラックな会社に入ってしまったらすぐやめていいのか
ブラックな会社に入ってしまったらすぐやめましょう。
短期離職は職歴的にマイナスになるか気にする方も多いですが
現状は求人が多く次の会社で長く勤めれば前の会社の短期離職は気にならなくなります。
ブラックな会社に長く勤めることほどマイナスなことはありません。
すぐに次の会社を見つけましょう!
施工管理の短期離職について別の記事でまとめていますので見てみてください。
ブラックな企業に入ってしまって辞めてよかった体験談
ブラック企業に入ってしまって辞めたくなってもなかなか踏ん切りがつかないことありますよね。
転職をした人の辞めてよかった体験談をまとめました。
転職を考える参考にしてもらえればと思います。
- 施工管理は転職がめちゃ有利
- 辞めた時に解放されるプレッシャー
- 人間関係のストレスがリセットされる
- 転職した前の会社に未練がなくなる
ブラック企業を排除した転職サイト(フリナビ)
どうしてもブラック企業で働きたくないが転職先を選ぶ自信がない人は
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フリナビについては別記事で解説をしています。
おすすめの記事:ブラック企業を排除した転職サイト「フリナビ」
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ブラック企業に入らないために施工管理におすすめの転職サイト
ブラック企業に入らないためには専門転職エージェントを利用するべきです。
施工管理は特殊な職種で仕事に専門性が大事です。
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