3分でわかる!公共工事の内訳と歩掛り資料

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こんにちは、工事の内訳ってどう積み上げればいいかわからないですよね。
 
わからずに積算していて失敗することが有ります。
 
公共工事をする時に役所がどんな風に工事を積算しているのかを知ることによって
 
見積作成や原価精査をし必要な項目、必要ない項目を知り
 
内訳に入っていない項目は追加予算をお願いしましょう。
 
まず内訳項目の意味を知るところからはじめて工事自体を理解しましょう。
目次

工事積算の内訳項目

工事内訳項目の構成を説明します。

まず大きく2つの項目

1.直接工事費
2.間接工事費
 
に分けられます。
この項目についても詳細な項目がありますので以下を確認してください。
 

直接工事費

工事に関して直接必要な費用の事になります。材料原価や労務費が当てはまります
具体的には下記の項目があげられる。
 

機器費

工事の際に設置される機器、設備(エレベーター、ポンプ、電気設備など)のこと。
材料で区分けできないものである。
機器費は直接工事費に含まれない積算基準もあるので要確認である。
 

材料費

建具や接続材料など(ボルト、ケーブルなど)の細かい材料から大きな材料まで多岐のものがある。
多くのものが価格表等で調べられる汎用品である。配管等の管材費も含まれるがこれも材料費から外される積算基準がある。
 

労務費

作業を行う人間の費用。
する作業によって名称が決められており
作業をする内容的によって単価が違う(土木工事、建築工事、電気工事など)
単位を人工(にんく)とし1日何人が働くかで決められている。
 

直接経費

工事中の水道光熱費、機械等を使用する際にかかる機械経費
特許を使用して作業する特許使用費もこの項目に含まれる。
 

間接工事費

共通仮設費

仮設工事費のうち、建物自体ではない、工事を行う時の費用のことである。
現場事務所や仮設トイレなど
現場警備員や交通整理員などの費用。
インターネットや携帯電話の通信費も含まれる
 

現場管理費

現場管理費とは、建築工事においては管理社員給与、安全管理費、福利厚生費、交際費などの経費をさす。

現場事務所におく救急箱や備品、ボールペンなどの筆記用具などはこちらに含まれる。

一般管理費

一般管理費とは、建設工事の場合は、会社の経費や利益などをさす。営業費などはこの項目に含まれる。

以上のような内訳が一般的な構成である。積算基準によって機器費を直接工事費に含めないなど多少の差異があります。各工事内容別の積算基準を確認して積算構成を確認しよう。またどの内容がどの項目に含まれるかについて正しく知っておくことで工事のことを少しでも理解できるでしょう。

建設単価の歩掛り計算方法

公共工事の積算を行う際にどの歩掛りを使用すればいいかを聞いたり聞かれたりします。

 
 

どういった工事にどの歩掛りを使用するのかは工事内容によって決まります。

 
 

まずはどのような歩掛りが存在するのかから知りましょう。

 
 
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は kaisya_komaru_man.png です
 
 
 

歩掛りとは

 
 

歩掛りとは工事作業に労務費を計上して労務単価とする。積算した歩掛りは工事発注時の工事原価根拠として採用されます。

 
 

多種多様な公共機関より歩掛り計算方法が発行されていてどれを使うのか分かりにくいかと思います。

 
 

今回はどのような工事でどの歩掛りを使用するかをまとめました。

 
 

国土交通省

 
 

国土交通省発行の歩掛で土木、道路、河川、機械、電気の歩掛りがあります。

  
 
 

下水道新技術推進機構

 
 

下水道工事に関する資料が出ています。機械、電気、土木。

 
 

日本下水道協会

 
 

下水道管渠に関する土木工事のに使用します。

 
 

農業農林整備情報総合センター

 
 

土地改良区の工事、農業集落排水等の積算時に使用します。

 
 

地域環境資源センター

 
 

農業集落排水の積算を行う際に使用いたします。

 
 

防音設備協会

 
 

防音設備の設計、積算を行う際に使用いたします。

 
 

全国簡易水道協議会

 
 

水道施設の設計積算時に使用いたします。

 
 

全国防災協会

 
 

災害復旧時の積算を行う際に使用いたします。

 
 

まとめ

 
 

どの工事でどの単価を使うかはだいたいわかってもらえたでしょうか。一番はお客さんにどの単価を使用するか選んでもらう方が正確かと思います。

 
 

また水道施設は電気設備の歩掛りが無いので電気設備は下水道工事の歩掛りをしようします等の制約もありますので確認しましょう。

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