工事積算の内訳項目
まず大きく2つの項目
直接工事費
機器費
材料費
労務費
直接経費
間接工事費
共通仮設費
現場事務所や仮設トイレなど
現場管理費
現場管理費とは、建築工事においては管理社員給与、安全管理費、福利厚生費、交際費などの経費をさす。
現場事務所におく救急箱や備品、ボールペンなどの筆記用具などはこちらに含まれる。
一般管理費
一般管理費とは、建設工事の場合は、会社の経費や利益などをさす。営業費などはこの項目に含まれる。
以上のような内訳が一般的な構成である。積算基準によって機器費を直接工事費に含めないなど多少の差異があります。各工事内容別の積算基準を確認して積算構成を確認しよう。またどの内容がどの項目に含まれるかについて正しく知っておくことで工事のことを少しでも理解できるでしょう。
建設単価の歩掛り計算方法
公共工事の積算を行う際にどの歩掛りを使用すればいいかを聞いたり聞かれたりします。
どういった工事にどの歩掛りを使用するのかは工事内容によって決まります。
まずはどのような歩掛りが存在するのかから知りましょう。
歩掛りとは
歩掛りとは工事作業に労務費を計上して労務単価とする。積算した歩掛りは工事発注時の工事原価根拠として採用されます。
多種多様な公共機関より歩掛り計算方法が発行されていてどれを使うのか分かりにくいかと思います。
今回はどのような工事でどの歩掛りを使用するかをまとめました。
国土交通省
国土交通省発行の歩掛で土木、道路、河川、機械、電気の歩掛りがあります。
下水道新技術推進機構
下水道工事に関する資料が出ています。機械、電気、土木。
日本下水道協会
下水道管渠に関する土木工事のに使用します。
農業農林整備情報総合センター
土地改良区の工事、農業集落排水等の積算時に使用します。
地域環境資源センター
農業集落排水の積算を行う際に使用いたします。
防音設備協会
防音設備の設計、積算を行う際に使用いたします。
全国簡易水道協議会
水道施設の設計積算時に使用いたします。
全国防災協会
災害復旧時の積算を行う際に使用いたします。
まとめ
どの工事でどの単価を使うかはだいたいわかってもらえたでしょうか。一番はお客さんにどの単価を使用するか選んでもらう方が正確かと思います。
また水道施設は電気設備の歩掛りが無いので電気設備は下水道工事の歩掛りをしようします等の制約もありますので確認しましょう。
コメント