施工管理と言えば「ブラック」とか、「就職するな、やめとけ」とか「地獄の職業」と言われている事を知っていますか?
ですが、本当にそんな事を言われるような労働環境でしょうか?
私はそんな施工管理を10年続けています。
実際に業界の中にいる実体験として本当にブラックな環境なのか解説します。
現場監督にはなるな(建設チャンネル様出演動画)
建設チャンネル様に出演させていただきました
この記事を元に動画にしていただきました
施工管理がブラックと言われている内容と実際
- 残業が多い
- 年収が少ない
- 休みが少ない
これら3つの状況より施工管理はブラックと言われています。
では本当にそうでしょうか?
残業の実態
施工管理の仕事は忙しく工程管理や進捗書類の作成等大変な仕事です。
残業もある程度は覚悟しておいた方が良いかと思います。
以前は過労死ライン(月80時間)の残業が当たり前でしたが
建設業は法令順守が他の業種より厳しいため、
今は繁忙期でも40時間程度の残業で収まっています。
年収の実態
私の年収は30歳で600万程度です。
施工管理は現場事務所で働くため設計や営業よりも手当が付き給料が高いです。
また資格は実務経験が必要で、現場で働いている施工管理は積み上げやすいです。
ただ年収を左右するのは会社の規模になります。
規模が大きく儲かっている会社ほど給料が高いです。
就職する前に会社の規模は調べておいた方が良いです。
転職する際もより大きい会社に転職しましょう。
休みが少ない
施工管理は担当する工事の客先によって休める日が違います。
プラントや学校など平日休むことができない場所については土日作業をしなければなりません。
土日が仕事だと平日と休日の境目が無くなり電話がジャンジャンかかって来るので休みも休まりません。
出来れば避けたい所ですね。
毎週土日休みたいのであれば完全週休2日の会社で働きましょう。
週休2日と書かれていても月に一度土日休みがあれば週休2日と表記できます。
間違えず完全週休2日を選んでください。
休日の総量ですが年間休日124日と記載している会社が完全週休2日かつ祝日がすべて休みで盆と正月休みがある日数となります。参考にしてください。
向いていない人がブラックと言っている説
施工管理をブラックと言い続けている人は、施工管理の仕事がうまくいかず職を変えた人達です。
いわば施工管理の仕事がうまくできず苦痛に感じていたと思います。
いわば向いていなかった人です。
施工管理が自分に向いているかどうかは結構大事です。
仕事を上手に完成させるためには忍耐力と工程や人のマネジメント能力が必要になります。
施工管理に向いていない人を別の記事でまとめています。
残業の現状は2019年以前と今ではだいぶ違う件
施工管理の残業が多いと言っている人は2019年以前の情報を語っている。
業界的に2019年を機に残業規制が厳しくなり残業できなくなっている。
サービス残業なんて労働基準監督署から一発でアウトくらいますし、労働基準監督署への駆け込み方なんてネット上にいっぱい載っています。
それよりは社員の業務処理スピードを上げる様強要しているのが現実で、時間自体は45時間を絶対守るように指導されます。
情報の古い内容で「ブラックできつい」などと騒いでいるイメージです。
施工管理の転職は今が一番いい時期だと思う理由
昨今、施工管理の価値は一番高くなってきています。
現在、若手の施工管理や資格を持った技術者の高齢化が問題となっています。
高齢の技術者の大多数が60歳後半か70歳超えても働いています。
近々でその技術者たちが大量に辞めると深刻な技術者不足になって工事に人が配置できない状況になるでしょう。
よって施工管理の価値が高くなっていると考えます。
一度自分の価値を確かめてみてはいかがでしょうか?
自分の価値を確認する方法として転職サイトを利用するのは如何でしょうか?
一度登録してオファーに来る会社の条件を確認しましょう。
今の会社より良い環境で働けるオファーや今より悪い待遇のオファーしか来ないかもしれません。
いちど登録してみて自分の価値が確認できれば転職するか今の会社で頑張るか気持ちを決める事ができるでしょう。
もし、自分より会社の市場価値が高いなら会社を利用して市場価値を高めよう
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